1.統計で見る既婚者の幸福度

明治安田総合研究所の統計調査(2018年6月全国の40~64歳の男女12,000人を対象とした「人生100年時代に向けた意識調査」)では、既婚男女の約8割が「現在幸せを感じている」と回答しています。
一方、未婚や離別・死別の人たちの幸福度は男性で約5割・女性で約7割程度と低めで、独身状態に比べて既婚者の方が幸福度が高い傾向が示されています。

内閣府の調査によると、「幸福度が高い」と答えた割合は、既婚者で55.0%、未婚者で42.4%となっており、やはり既婚者の方が幸福度が高い傾向が見られます。

2.なぜ結婚すると幸福度が上がるのか?

「結婚してよかった」と感じる理由として多く挙がるのが、精神的・経済的な安定や、パートナーとの日常の共有です 。
特に男性は「好きな相手と共に暮らせることで得られる精神的な安定」を、女性は「経済的・精神的な安定」を挙げることが多いと報告されています。
二人で支え合うことで得られる安心感は、日々を穏やかに過ごす土台にもなっているようです。

また、「楽しいことも悲しいことも一緒にシェアできる」「最大の味方が近くにいる」といった声も多く、つながり感や信頼感が生活の満足度を高めていることもわかります 。

一生独身より結婚した方が幸せになれる確率が高い理由

(1)統計的に幸福率が高い

前述のように、既婚者の幸福率は約8割、未婚者は4〜7割とばらつきがある中、既婚者の方が明らかに幸福率が高いという調査が多数あります 。
統計という視点から見ても、「一生独身より結婚している方が幸せを感じる確率は高い」と言える根拠になります。

(2)日常の幸福を共有できる

共に過ごすパートナーがいることで、ちょっとした日常が特別になります。「帰り道を一緒に歩く」「嬉しいことを共有する」「励まし合う」…こういった日々の積み重ねが幸福感を後押ししてくれます。
独りでは味わえない共感や支えがあるだけで、充実感が増していくのです。

(3)精神的・経済的な安心感

多くの人が「安心感」を結婚の大きなメリットに挙げています。
例えば、税制や社会保険では配偶者控除や扶養制度によって、実質的な負担が軽減される場合もあります 。
将来設計、不測の事態への備えなどでも、二人で支え合う体制があることは心強い点です。

結婚を考える人に伝えたいこと:幸せな結婚生活をつくるポイント

ただ結婚すれば自然に幸せになれるわけではありません。以下のような意識や工夫があることで、より高い確率で「結婚してよかった」と感じられるようになります。

1.価値観と目標を共有する

結婚生活を円満に続けるには、人生における価値観・目標を共有することが重要です。互いの考えを尊重し協力しながら歩む姿勢が、長く幸福を保つ基盤になります。

2.良好なコミュニケーションを築く

意見の衝突や考え方のズレは誰にでも起こります。けれど、率直に話し合い、相手の気持ちを尊重する方法を学ぶことで、関係はより深まりやすくなります 。

3.感謝の気持ちを伝える

日々の「ありがとう」を口にするだけで、相手との絆が強まり、相互の満足度が向上します。ささいなことでも感謝を表す習慣が幸福感を積み重ねます 。

4.二人で過ごす時間を大切に

忙しくても、定期的にデートや共通の趣味の時間を持つこと。話しながら過ごす何気ない時間こそ関係を深めるチャンスです 。

5.柔軟な妥協と相互理解

完璧な相手は存在しません。時には妥協して相手を思いやる柔軟さが、うまく暮らしていく鍵になります 。

独身でも幸せになれる人と、結婚した方が幸せな人の違い

もちろん、独身でも自分らしく充実した人生を送っている人もたくさんいます。しかし、統計的には「結婚しているほうが幸福度が高い」傾向があるのは無視できません。
独身で満たされている人は、自分の価値観や目標が明確だったり、自己肯定感や社会的つながりが強かったりするケースが多いでしょう。一方で、「安心感」や「共有」「支え合い」を必要とするタイプの人にとっては、結婚という「伴走者」があることで幸福度はぐっと高まります。

最後に:幸せになる可能性を広げる選択としての結婚

結婚はゴールではなく、人生をともに歩むプロセスのひとつに過ぎません。しかし、
「統計的に見て、既婚者の約8割が結婚に満足・幸せを感じている」
という事実は、一生独身でいるよりも「結婚という選択をすることで得られる幸せの可能性」が高まることを示しています。統計はあくまで過去の傾向ですが、その示す方向性を踏まえて、自分に合った選択をするヒントになります。

もちろん「結婚しても幸せになれない人」もいます。特に、価値観や目標が合わない、気持ちが向いていない、感謝やコミュニケーションを大切にできない、そんな状況で無理に結婚しても幸福度は下がってしまうかもしれません。そして、離婚や結婚に後悔を感じる人が約60%いるという調査報告もあり、結婚そのものが自動的に幸福を保障するわけではありません 。

まとめ:一生独身より、結婚を選ぶことで開ける幸福の扉

  • 統計的に見れば、既婚者の幸福度は約8割。未婚者より高い傾向がある。
  • 結婚による「精神的・経済的な安心」「日常の共有」「共感できる存在」が幸福感を増幅する。
  • 幸せな結婚には、価値観の共有、良好なコミュニケーション、感謝、時間を共にする姿勢、柔軟性が重要。
  • 適切なパートナーと歩むことで、独身より高い確率で「豊かな人生」「幸福感」を得られる可能性がある。

人生は選択の連続であり、結婚もその一つです。でも、統計と実際の声が示すように、結婚は「幸せになる確率を高める選択肢」であることは間違いありません。あなたにとって本当に大切なもの、あなたが望む人生像をよく見つめながら、結婚という選択を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

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